【終活】60代からやることは?おひとりさまも必見

60代からの終活

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健康寿命の平均って知っていますか?

最新のデータ(令和4年)では、
女性・・・75.45歳
男性・・・72.57歳
となっています。

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。

裏を返せば、それ以降は
何かしら健康上の問題で、日常生活に不自由を感じるということです。

健康で自由に日常生活が過ごせる期間の平均って70代までなんですね。

マダム

思ったより、短い・・・!

そうです。短いのです、

平均寿命が、
女性・・・87.09歳
男性・・・81.05歳

となっていますので、

健康上の問題を抱えるために、日常生活に制限があったり、
介護を必要としながら生活する期間が、女性だと12年もあります。

そのため、介護を必要としない
体力や判断能力が保たれている60歳代から身辺整理、いわゆる終活をすることをおすすめします。

おじさま

でも就活って何すればいいの?

混乱する人

大事なのはわかったけど
何から手をつけていいかわからない!

怪訝な人

今まだ元気だし
そもそも、まだ必要じゃないのでは?

安心してください、
この記事ではそんな疑問にお答えしていきます。

P山スマイル

介護施設で働く現役の理学療法士である筆者が、
さまざまなご家庭と関わる中で見えてきた終活の大切なことをまとめてみました。

ぜひ、参考にしていただけると幸いです。

目次

60代からの終活とは?今やることのメリット3選

終活とは
人生の終わりを迎える準備。生前に、自身の病気の治療方針のことや介護について、葬儀やお墓の準備をしておく活動のこと。

60代をすぎても働いている人はたくさんいますが、退職を迎えた方も多いでしょう。
少し時間に余裕ができたり、自分の将来を考えることも増えてきたと思います。

そんな今の時期だからこそ、終活をすることのメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、みていきましょう。

1.時間もあり判断力もある今がスムーズに終活できる

筆者が目の当たりにした中で、これは避けたい!と思ったケースです。

身辺整理をせずに認知症や高次脳機能障害になってしまい本人以外の誰も資産の状況が不明。
本人も老後資金を貯めておいたはずが、行方不明。もちろん口座の暗証番号も覚えていない。

というパターンです。

いざ、介護が必要となりいろいろなサービスを利用したいけど、お金がない!大事な書類がない!というトラブルです。

このようなことにならないよう、判断力のあるうちに、
資産や保険関連の整理、身内と話し合ってみたり、後見人を立てておくことをおすすめします。
エンディングノートを活用して、身内にわかりやすく伝えるのも良いでしょう。


エンディングノートとは、自分自身に何かあったときに、身内の方が、さまざまな手続きを進める上で必要な情報などを書き込んだり、ご自身の想いや希望を書き込むノートです。

エンディングノートは遺言書と違い、法的効力はありませんが、手軽にまとめておくことができます。
法務省でもエンディングノートの書き方についてありましたので、印刷して記入してみても良いかもしれません。

2.人生設計を見直しセカンドライフの計画が立てやすい

習い事や旅行、新たな仕事、時には恋愛も・・・
自分のまだしていなかった夢を具現化させてみたり

心身の健康のことを改めて考え、運動してみたり、勉強してみたり。

意識や、行動が変わることでセカンドライフの計画が立てやすく、
おひとりさまでも、趣味活動を通して、仲間ができたりと充実した日々を過ごすことができます。

P山

おひとりさまでも趣味がある人は、頻繁に友だちにあったり、活動的に外出していて、日々充実している方、たくさんいます!

終活とは全てを終わらせる準備のイメージもありますが、

私は、新たに仕事や趣味を始めることも
自分の心や体を大事にすることにつながることなので、立派な終活だと思っています。

とくに運動系の趣味の場合は、お互いの健康のことを相談しやすく、良い仲間ができやすい印象です。

研究によると、運動を全く行わなかった人に比べ、週3回以上の運動習慣がある方は
認知症になるリスクが低くなることがわかっています。

また、人と連絡を取ったり、会ったりすることも認知症になるリスクを下げます。

3.家族や身内の負担を減らし、トラブルを防ぐことができる

身内が亡くなり、遺品整理に時間と体力を費やしたり、
お金をかけて、業者に依頼したり、という経験をみたり聞いたりしたことはありませんか?

高齢者の引越しもそうですが、とても大変な作業です。1日で終わらないことも少なくありません。

今からだが自由に動くうちに、いらないものを思いっきり捨てたり整理したりすること(断捨離)で、
自分が動けなくなったとき、亡くなったときに
残された家族や親戚の、身体的、経済的負担を軽くすることができます。
遺言書を正式に書いておくことで、身内上のトラブルを回避することもできます。

終活での断捨離のメリット

  • 認知症になった時、どこに何があるかわかりやすい
  • 自宅のものがわかりやすくなることで、二重に購入することもない
  • 歩けなくなっても手すりや車椅子を導入しやすい
  • 自宅がスッキリすると物につまづいて転ぶリスクを減らせる
  • 不用品を売ることで臨時収入となり趣味活動に使える

最近では、重い荷物を運ばなくて済む、宅配買取もあります。

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60代からの終活やることリスト10選

①断捨離

不要な物を手放す。
・2年着ていない服、靴を思い切って処分する
・食器類も必要最低限のものに
・不要になった書類を捨てる

②医療や介護の意思表示

・病名や余命の告知をしてほしいかどうか
・延命治療の希望の有無
・介護についての希望(在宅・施設)

P山

介護については思ったより長い期間必要と考えておいたほうがよいです。どれくらいの範囲のことが自分でできなくなったら施設に行く、など具体的な線引きをしておくとスムーズです。

③資産の確認、一覧表を作る

・自宅や不動産、保険関連などの口座や書類の整理
・証券などの管理、一覧表
・必要でない口座の解約(銀行口座をまとめる)
・口座の管理を誰に任せるかの取り決め
・老後資金の確認(生活費にどれくらい使うか、収支のチェック)

スマホやパソコンなどのインターネット上に保存されてたデータを整理するのも大切です。
最近ではネットバンクやネット証券もあります。パスワードが必要なことも多いので、整理されていると遺族も安心です。
プライバシーに配慮しつつ大事な情報を管理できるよう検討してみては。

④遺言書の作成

遺言書は、エンディングノートと違い法的効力があります。
そのため、資産についての具体的な分配などがあれば、専門家とともに遺言書の作成をしておくことをおすすめします。
家族間のトラブルが心配な方はとくに遺言書は準備しておきましょう。

⑤葬儀の希望と遺影の撮影

・葬儀に呼びたい人の名簿
・葬儀の費用や、葬儀の種類を話しておく
・自身の納得いくように遺影の撮影

最近のお葬式では、型にはまることなく、故人の好きだったものに囲まれて見送られるお葬式もあります。

⑥お墓を決めておく

・先祖代々のお墓に入るのか新たに作るのか
・どのようなお墓に入るのか
・作る場合などの費用はどうするのか

お墓について、難しい場合は専門家などに相談し、決めるのもおすすめです。

⑦エンディングノートの作成と身内に伝える

・上記のものをまとめてノートに書いておくと、家族や、残された方が手続きをしやすい
・これからやりたいことを書き出してみる
・住まいの計画

60代から終活をやることでおひとりさまでも人生が豊かに

こう見ると、終活はやることが多いですが、
終活を終えると、将来の不安が軽減し、頭が整理されることで
趣味活動や仕事など、自分らしく楽しく過ごすことが期待できます。

また、断捨離をすることで、心が晴れやかになったり、臨時収入が入ったりということをよく耳にします。
実際に私も断捨離をすると家の中がスッキリし、なぜか臨時収入が入ってきたりと物事が好転しました。

終活をし、身辺整理をすることで、不安が軽減し安心して生活することができます。

私が担当していた方で、口癖が「土地の権利書は大丈夫か?どうなっている?」と聞く方がいました。
その方は認知症で体も不自由で、自分ではどうすることもできない状態だったので、不安を抱えたまま過ごしているようでした。
家族に聞いても何もわからなかったので、健康なうちに終活をする大切さを知りました。

ぜひ、できることから少しずつ活動してみてはいかがでしょうか?

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